花屋で働いていると時々「毎日お花に囲まれていて素敵ね」と声をかけて下さるお客様がおられます。
また、弊社は30代後半から50代前半の社員が主力なのですが「みなさんお若いですね」とのお言葉をいただくこともあります。
とてもありがたいお言葉ですが、謙遜はしません。はっきり認めます。実は「お花に囲まれていること」と「若々しいこと」には深い関係があるんです。
花屋の店内は森林浴と変わらない?
人間と植物は酸素と二酸化炭素だけではなく、他にも様々な化学物質の交換をしています。
その中でも代表的な物質が”フィトンチッド”です。
フィトンチッドとは植物が放出する揮発性化合物(VOCs)の総称です。
特に中心成分となる”テルペン類”は数百種類も存在し、人間にも多くの恩恵を与えています。
◎副交感神経を活性化。心拍数を整え、睡眠の質を向上。
◎NK細胞(免疫細胞)の活性化。老化の進行を遅延させる。
◎コルチゾール(ストレスホルモン)の低下。肌の黄ばみを抑える。
花屋の店内に放出されているフィトンチッドは森林に比べれば数十分の一程度ですが、毎日浴び続けている従業員の蓄積はかなりの量になります。
ほどよい日光浴
花屋は一日中お店の中にいるわけではありません。
配達、結婚式場や葬祭ホールへの搬入、花壇の手入れ。
毎日数十分程度はお日様の下で仕事をします。
適度な日光浴の効果は広く知られていますよね。
◎ビタミンDの合成が最適化される。骨密度の強化、免疫力の調整、抑うつ防止。
◎体内時計のリセット。睡眠の質が向上。成長ホルモンの分泌を促し、お肌のターンオーバーを正常化。
◎一酸化窒素(NO)の産生。血管の拡張、血流の改善。顔色が若々しく。
長時間にわたって紫外線を浴び続けることさえ避ければ、良いことづくめです。
カラフルな職場
神経科学や色彩心理学の研究では、木々の葉や花など、人工的な工業製品ではない自然の色彩が、副交感神経を優位にし、脳疲労の回復を早めることが確かめられています。
◎緑色→眼精疲労の緩和、リラックス効果。
◎黄色やオレンジ→セロトニン(別名幸せホルモン)の分泌。
◎紫色→集中力や創造性の向上。
カラフルな花々に囲まれている職場では、身も心も若々しく保てるのです。
まだまだあるその他の要素。
ここまで読んでいただいたトピックだけでも、花屋の環境が老化防止にとても良いということがお分かりいただけたとは思いますが、まだいくつかの要素があります。
◎湿度の高さ。
水仕事で手は荒れますが、冷暖房の効いたオフィスに比べれば違いは断然です。真冬でも湿度は70%以上。お肌の乾燥とは無縁の環境です。
◎運動量の高さ。
花屋の業務は過酷です。お花の桶に入っている水の量は10~20ℓ、市場から届く段ボール入りのお花も5~10kgほどもあります。
近年、LPA(低強度身体活動)が、老化に起因する疾患の発症率を下げることが解明されました。
花屋のようなLPAの多い仕事では、ミトコンドリア機能の改善や、血管の硬化が抑えられ、結果的に老化の進行を妨げるのです。
いかがでしょうか。花屋で働いてみたいと思っていただけましたよね。そう思っていただけることに確信があったので社員を募集します。
ホームのリクルートページ、もしくはコンタクトフォームからご応募ください。
お待ちしております。